常磐会の沿革

常磐会は学習院女子中等科・高等科の同窓会で、前身である華族女学校で明治28年(1895年)に創立され、令和5年創立128年を迎える歴史ある同窓会です。名称の「常磐会(ときわかい)」はいつまでも変わらないこと、あるいは木々の葉が常に緑であることの意で、華族女学校第4代校長の細川潤次郎先生によって命名されました。設立当時56名であった会員は現在約14000名、この4月には136回(れんげ会)の皆様が新会員となられました。

かつて青山(現在の秩父宮ラグビー場)の女子学習院の校庭にあった常磐会館が昭和20年5月の空襲で焼失して以来、常磐会は四谷(初等科の裏手)から、目白(剣道場の隣に桜友会と合同で会館を建設)(創立百周年記念会館)と移転し、長らく目白の学習院創立百周年記念会館1階に常磐会事務室を置いておりましたが、平成23年戸山の女子中・高等科の新教室棟の完成に伴い、新校舎にほど近いC館を拝借することとなりました。 華族女学校創立から125年を迎えた節目の年に、66年ぶりに母校のキャンパスに戻ることができました。

同窓会が母校の傍に移り、日常的に生徒さん達と接する機会も増えました。
また女子部の「八重桜祭」に合わせて常磐会でもバザーを開催し、多くの同窓生が集まり、生徒さんや御父母の皆様、先生方にもお立ち寄りいただいております。 
クラス会をC館でなさる学年も増え、懐かしい母校での開催は大変好評でございます。

大正時代に社団法人となりました常磐会は、新公益法人制度への流れを受け、各学年から選出された代議員の皆様のご賛同を得て、平成23年9月に一般社団法人と改まりました。常磐会の活動そのものは変わりませんが、同窓会としての本来の役割に重きを置いた内容となりました。 
受け継がれている伝統を尊重し、会員相互の親睦を図ると共に母校の発展と社会のために寄与することを目的として活動しております。