会長ご挨拶

この度、常磐会会長をお引き受け致しました、79回 茜会 竹田幾美子でございます。

昭和30年に初等科に入学して以来、大学を卒業するまでの16年間、学習院の正しい規律と自由闊達で恵まれた環境の中で伸び伸びと学生生活を送る事が出来ました。当時の安倍能成院長は、お式の度に「正直であれ」と学習院の教えの基礎でもあるお言葉を述べられ、今でもそのお声が耳に残っております。私が常磐会に入会致しました昭和42年の総会には、今はお隠れあそばされた香淳皇后、高松宮妃喜久子殿下、崇仁親王妃百合子殿下、そして常陸宮妃華子殿下がお成りで、緊張の中にも独特の雰囲気を感じ、常磐会入会を誇らしく思ったものでございます。今年の一月に発行の「ふかみどり」を拝見しましても、多くの先輩・後輩がそれぞれの分野で、又、各国で活躍されている様子を伺い知る事が出来、その方々が女子部で学んだ貴重な経験と共に、「金剛石・水は器」のいつの世にも通じる不変の歌詞の意味などを胸に刻んで、卒業生である事に誇りを持って人生を送っていらっしゃるご様子が伺え、嬉しい気持ちになりました。又、「はなすみれ」や卒業式で歌う「月の桂」は何十年経っても、不思議と歌詞が口を付いて出て来るのです。この様に女子部独特の歌や、その歌詞の意味に接する時に学習院で学んだ事に深い感慨を覚える次第でございます。

1895年に会員56名で開催された第一回常磐会から今年は131年目を迎え、現在は会員15000人余という長い歴史を持つ常磐会でございます。私などに務まりますか大変心配ではございますが、母校の発展と社会への貢献の為に、少しでもお役に立てればと言う思いでお引き受けさせて頂いた次第でございます。

今後共、何卒宜しくお願い申し上げます。

                      

令和8年5月26日

一般社団法人 常 磐 会
会長 竹田 幾美子